2015年09月09日

《書籍》ぼんとリンちゃん@小説版

『ぼんとリンちゃん』の小説版を
読み終えた。
古本を買ったので、帯は無い。

小説版『ぼんとリンちゃん』と


『ぼんとリンちゃん』の下にあるのは、
雑誌『サライ』9月号(8月10日発売)
表紙は、古今亭志ん生。小さく三遊亭圓生も。
【戦後70年特集】
昭和から平成へ、受け継がれる話芸の粋
「落語」の本領

ちょうどよかったので、置いてみました。

『ぼんとリンちゃん BONLIN』
著者:小林啓一  カバーイラスト:星のリリイ
竹書房文庫(2014年8月28日発売)

巻頭の口絵には、映画のシーンが、
漫画のコマわりの様にレイアウトされている。

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
(それぞれの章が、ひとりの視点で書かれています。
 見出しの後ろにつけた人の視点で、書かれています。)

【目 次】
スルメジャコフは嫌いじゃないぜ__ぼん
ハードボイルドな僕の気分___リン
なっちゃんには言えない___みゆ
好きなキャラを受けにしますね、だいたい__ぼん
僕の場合、妄想というより杞憂に近い___リン
この道しかない、です____みゆ
駄洒落をよく言う人はストレスが溜まっているよいう噂__ぼん
パン工場、時給七七五円の使い道___リン
料理と告白_____みゆ
*_____________ぼん
もう物に釣られないようにしようと誓った___リン
肉便器って、せめて“ちゃん”をつけて___みゆ
孤独、孤独、孤独、だが、それでいい_____ぼん

さて、なかなか寝かせてくれないんだが___リン

本当は、あたしって言うキャラになりたかった__みゆ
あら、誰が休んでいいって言ったのかしら__ぼん
七秒後のねえさんと八秒後の僕___リン

あとがき

≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪
べびちゃの一人称は、無いんだね。
残念。

この目次をみても、内容がよくわかりませんね(笑)。
何となく、分かるものもありますが・・・。

全部で260頁。そのうち、
「さて、なかなか寝かせてくれないんだが」の章だけで、
100頁。
(僕は今、東京へ向かっている。勿論ねえさんとだ。・・・)
 と、始まり、
(・・・「あー! ハートがクソいてえ!」
  僕はねえさんが好きだ。 大好きなんだ。)
 と、終わる。
この章が、映画の九割を占めている。

続いての「みゆちゃん」の章を飛ばして、
最後の二章にも映画になっている部分があります。

映画では、みゆちゃん自身が出てくるのは、
最後、クライマックスのみだったけど、
小説では、ぼんちゃんと友達になった経緯や、
“肉便器”命名の経緯、その場に、みゆちゃんもいたことも書かれている。
そして、みゆちゃんが、東京へ行くことになった経緯、家庭の事情も書かれている。

同じ場面が、それぞれの視点で書かれているので、
各自の心情が知ることができて面白い。

“創作活動”に入った、ぼんちゃんが、行き詰り、
“覚悟”をして、じいちゃんの書斎にのりこむ。
そして、『なめくじ艦隊』という文庫本を見つける。
「落語家、古今亭志ん生師匠の『なめくじ艦隊』は最高だった。いにしえの名人の自伝だ。」
そして『びんぼう自慢』。
「志ん生と芸の関係こそが私の目指すべきものではないか。 なんだろ、かっこいいのだ。」
「・・・私はこの本、いや、志ん生に心底ハマった。それから志ん生絡みの本を読み漁った。・・・志ん生が高座でやった落語全集を読んだり、CDで志ん生の落語を聞いたり、・・・。ついでにその息子の馬生や志ん朝にまで興味が向いてきた。その一門の人たちの本、桃月庵白酒とかいう人の本まで気になって、このあいだ立読みした。・・・」
その結果、「志ん生×圓生」の迷作(?)誕生!

べちちゃんの部屋へ行ったときの
リンちゃんにいる部屋の描写で、
部屋に雑然と置いてある、キャラグッズ、DVDのパッケージのアニメやエロゲーのタイトルが書かれている。
ほぼ1ページが埋まるぐらい、ビッチリと並んでいる。
んー、まったく 知らん。


著者である小林啓一さんが、
(映画では、監督・脚本、そして撮影も)
あとがきで、
「・・・この小説版の『ぼんとリンちゃん』は、決して映画の後付けではない。いや、後付けの部分もあるか。
  この小説の大半の内容はキャストのみんな(特に佐倉さん、高杉くん、比嘉さん)に話してある。・・・すごく大まかにだが。・・・」
映画でも撮影したが、カットされたシーンもあるようで、DVDなどの特典映像で見ることができるかもしれない。


“肉便器救出作戦”の後日談もイイ。
“救出作戦”は、完全なる失敗に終わったのか?

小説版には、
「映画にはなかった、
 ぼん、リン、みゆのそれぞれの今、希望。」が、
書かれていた。

未来へ向かっている感じ。
気持ちいい。


ほなな
posted by たにぃも at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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