2015年09月05日

《映画》オタク、志ん生&白酒@BOM_LIN

「“ゲイ”こそが、エクスカリバー です」

予告編で聞いたときは、下ネタかと思った(笑)
(まあ“これは”、下ネタではないですが、・・・)
でも、そう思って見ると、
あの(体の前で、何かを握る両手)ポーズ・・・、
BL(ボーイズ・ラブ)好きの主人公・・・(笑)


以前、落語家の桃月庵白酒さんが映画に出るって、
何となく知っていたけど、
(映画のタイトルは全く覚えていなかった)
公開されたかも気づかずに、すっかり忘れていた・・・。

毎回、ポッドキャストで聞いている
「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!」の
山本晋也カントク(映画監督)がゲストの回で、
「ぼんとリンちゃん」が紹介されていた。

登場人物が、もつ鍋やで食事をしているバックに流れているのが、志ん生の出囃子。
(私の頭の中では、曲が流れつつ♪〜
 そういえば、最近、志ん生さん、聴いてないな〜ぁ
 何て、思ったり・・・)

あれ! これは!?

その後すぐに、ネットで調べて、
映画の公式サイトで、予告編を見て、
白酒さんが出てるやつや!
しかし、なかなかのオタクっぷりが感じられる。
BL、アニオタ、萌え系、エロゲー??
セリフ(下ネタ)もなかなかのものです。
主題歌もボカロ(feat.初音ミク)・・・
「“ゲイ”こそが、エクスカリバー です」

ってことで、とりあえず借りた。

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主な登場人物は、
“ぼんちゃん”こと、四谷夏子(佐倉絵麻)。
  自称16歳と42カ月の女子大生。BL好き。

“リンちゃん”こと、友田麟太郎(高杉真宙)。
  現在浪人中のアニオタク、18歳、男子。
  幼なじみの“ぼん”を“ねえさん”と慕う。

“べびちゃん”こと、会田直人(桃月庵白酒)
  ぼんのネットゲーム仲間。エロゲー、アニメオタクの42歳。
  東京で“肉便器救出作戦”に協力。

ほとんど、この三人。
そして、“救出”されようとしている人
“肉便器”&“みゆちゃん”こと、斉藤みゆ(比嘉梨乃)。
  高校時代に、BLを通じて、ぼんの親友になる。
  上京し彼氏と同棲後、連絡が取れなくなる。
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映画が始まって、すぐに、状況説明の字幕からはじまる。
「やれやれ、だ」

観だして少しの間、「大丈夫かな?」って心配にもなる。
アニメやBL、オタク用語をオタクなしゃべり方
(芝居がかった感じだったり・・・)
BLということもあり、下ネタも満載!
でも、それは、あまり生々しい感じではない。

ただ、その分野に詳しくないと、何を言っているのかわからない。
もともと、オタク的なしゃべり方で、ぼそぼそ言っている感じで、
さらに、耳慣れないワードが満載なので、
(前半は特に、オタク要素がたっぷりなので)
聞こえていても理解できないという感じは否めない。

白酒さんが出て来てからは、全然問題無く楽しんでいましたし、
“肉便器ちゃん”から“性欲に溺れる”はなし、
そして、“志ん生”の“三道楽”“芸の肥やし”のはなしになる。
それに対して、べびちゃん(白酒さん)が、
「それ、なんのアニメ?」と聞く。
白酒さんが落語家であること、そして、
“志ん生”を知らないと、何も面白くはないですが(笑)

ぼんちゃんは、さらに
「芸――今の日本人に足りないものは、芸だとおもいます。
 なんでもいいから芸が必要だと思います。
 若いときなんかはとにかく芸です。
 芸こそがエクスカリバーです」となる。


どんな映画かと、簡単に伝えるにはどうすればいいのか?
感覚的には「下妻物語」を観た感覚に似ている。
“面白半分”で観てみたら、けっこうやるじゃん! って。
「どうせ、キワモノでしょ」って感じで観たら、
“心に刺さる”“感動”なんかも・・・。
でも“感動”というか、“心に刺さる言葉”がけっこうあったりする。

山本カントクは“キュートな哲学映画”とか言っていた。
確かにそう、言葉数が多い。
オタク言葉に惑わされそうになるが、けっこう普遍的なことを言っている。
ぼんちゃんとみゆちゃんの
“理想”と“現実”がぶつかり合う!

そんな中に、“じいちゃんの教え”や
“志ん生の言葉”が混じってくる。

「下妻物語」のように、
映像的に強烈ではないし、出演者も豪華ではない。
だけど、
この映画の「“言葉”について、もっと知りたい」と思った。
オタク的な(元ネタについて)興味もあったが、
出演者に落語家がいて、古今亭志ん生も出てくる。

それで、小説版が出ていることを知り、
しかも、“映画”以前、以後のエピソードが書かれている。

現在、
小説版「ぼんとリンちゃん」を手に入れて、
いま、読んでいるところ。
映画の内容を単に小説としておこしただけではなくい。
260頁の本ですが、半分ちょっと読んだところで、
やっと、映画の内容に重なってきた。

映画以外のバックボーンが分かって、さらに、好きになりつつある、最中です。

“肉便器”ちゃん命名のいきさつ
(その場にみゆちゃんもいたんだぁ)とか、
ぼんちゃんが“志ん生に出会う”ところとかも書かれている。

映画の中では、落語は詳しくないと言っていたが、
「なめくじ艦隊」「びんぼう自慢」から
古今亭志ん生の落語を聴きはじめ、
古今亭志ん朝(次男)、金原亭馬生(長男)、そして、
桃月庵白酒(馬生の孫弟子)
まで、たどり着くという・・・(笑)。

白酒さんのオタクっぷりが、見事です。
ぷりぷりのおっさん!
ぼんちゃんの攻めで、ずたずたです!!
ちなみに、本作の小林敬一監督の
前の作品『ももいろそらを』にも白酒さんが出ています。


ほなな
posted by たにぃも at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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