2014年10月20日

《感想》今、会える国宝・柳家小三治@上野・鈴本

2014年10月5日月曜日
台風18号、直撃!!
柳家小三治さんが、人間国宝に認定されてから初の鈴本演芸場での主任。
いつもは、行列で立見もでますが、
さて、どうなるか?

雨が降っている。
16時前くらいに上野の鈴本演芸場の前を通ると、
一人も並んでいない。
「さすがに、台風が近づいていると・・・」
と、とりあえず、コンビニへ行って、
演芸場へ戻って近づいていくと(!?)
雨というだけではなく台風が近づいているということで、
中に並んでいた!
普通なら、チケットを買って、自動ドアを入って、もぎって、
奥に入っていくと、
正面に、階段と、エレベーターがあり、右側にUターンする形でエスカレーターに乗りる。

でも、この時は、
チケットを買わずに、自動ドアを入り、左側に外へ向かって(自動ドア側を先頭に)壁沿いに並ぶ。並んでいって、列の後ろは階段を上る形で続いている。エスカレーター(1台のみ)は、動いていない。
やっぱり、この時間にしては、普段より並んでいる人数は少ない感じ。
過去、雨が降っているなか、外で並んだことはあるが、この場所で並んだのは初めてだ。

鈴本演芸場は、昼夜入れ替えなので、昼の部が終わるまで入れない。
昼の部が終わると、追い出し太鼓。
エスカレーターは、下りで動く。エレベーター、階段から続々と人が出てくる。

せっかくなので、
二列目(ろ列)14番(真ん中ブロック右通路から2番目)に座る。


開演15分前に、前座さんが高座へ上がる。
途中、忘れたのか、同じところを繰り返したり、ぐだぐだしてしまいました。

それをうけて、柳亭燕路さんが、
「なんだか『やかん』になってなかったですね(笑)』
そして、小三治さんの主任の時には、燕路さんお決まり(?)の
「信者の皆様、教祖様まで、しばらくお待ちください・・・」
とくに、天候が悪い日は、この言葉が効果的ですね(笑)
「だくだく」

小三治一門からは、燕路さんの他にも
禽太夫さん「風呂敷」、
仲トリで、はん治さん「妻の旅行」。

菊志んサン久々に聴いた。
そういえば、
一之輔さんを寄席で聴くのが新鮮な感じがする。
落語会には、何度も行っているが、
寄席では、数えるほどしかないし、トリの時に行ったことが無いし、
真打になってからは初めてだ!
マクラでは、ご自身のお子さんの噺をして、
演目は「桃太郎」。
一之輔さんの噺は、他にも子供のパワーが凄いが、
この演目でも、こまっしゃくれっぷりが凄い。
会場も沸いていました!!


仲入り後、マジック・世津子さん、
そして、小三治さん。

大体の場合、寄席では、仲入り後に、
食い付き(仲入り後、最初の出番)、
膝前(膝がわりの前の出番)
膝がわり(トリの前の出番)
そして、主任(トリ)。
となる場合が多い。8月の池袋でもそうでした。
「食い付き」というのは、仲入り、休憩時間でトイレへ行ったり、お弁当をためたりで、ザワザワ、わさわさした感じを高座に注目を集め、集中してもらう。噺家さんだったり、色物(漫才、太神楽など)だったりします。
「膝前」といのは、「膝がわり」の前ということなので、
順番違いますが次に「膝がわり」。トリの前の出番の人で、色物さんが多い。小三治さんの場合でも、正楽さん(紙切り)、小菊さん(粋曲)、世津子さん(マジック)など。
なにかで「膝がわり」というのは「さあ、次がトリだ」というので座りなおす。昔は椅子席ではないので、膝を正すみたいな意味だったと思います。
その前「膝前」は、「食い付き」から受けて、飽きさせず、目立ちすぎず、トリへつなげる。微妙なさじ加減があるそうです。


長々と説明をしましたが、鈴本の小三治主任の場合は、小三治さんに時間をたっぷりとるということもあるのでしょう。

癒し系の世津子さんのマジックが終わり、

トリの小三治さんの出番!
たっぷり!!

池袋演芸場に出演していた、黄色い着物を着てテレビに出ている落語家がお父さんのあの人が、
「こんなに身近な人間国宝、手に届きそうな人間国宝、ほかにいますか!」
と言っていたが、池袋演芸場だと、本当に身近で、(物理的には)手が届きそうな感じがします。
鈴本演芸場でも、二列目からだと、本当に近い。

ネットでは、「会いに行ける国宝」「今、会える国宝」
何て、どこかのアイドルみたいなキャッチフレーズを付けられていたり(笑)

トリの出番まできても、立ち見にはなっていませんでした。
ちらほらと、席もあいている。

主任・柳家小三治さん。
マクラでは、「こんな台風の日に大変ですねぇ」とねぎらい(?)の言葉。
御嶽山の噴火の話。さらに、エボラ出血熱。
そして、カメラの話。
「最近のカメラはきれいに取れ過ぎる」
(汚いドブ川も写真に写すと、キラキラしている感じになる)
「汚いものがそれなりに汚く取れるカメラがある」と聞いた、それが富士フィルムのカメラ。
そんな時、エボラ出血熱に効果があるのではないかという薬を富士フィルムがつくっているとニュースでやっていて、
「さすが、富士フィルムは、やると思っていた(笑)」
最後にまた、台風の話。
「東京には、南から来るんじゃなくて、西の方から来るなしいので・・・・お気を付け下さい」

御隠居のところに、八五郎がやってくる
「離縁状、二本書いつくれぇ」
演目は「天災」

職人で喧嘩っ早い・八五郎
「こちとら江戸っ子でぇ 職人でぇ 威勢がいいんでぇ!」

そんな、八五郎も
心学の先生・紅羅坊名丸(べにらぼうなまる)にはかなわない。
べらんめぇな八五郎 と 飄々とした心学の先生の対比がおもしろい。
だんだんと説き伏せられていく感じが、なんとも可笑しい。

下げを言って、追いだし太鼓が鳴り、
頭を下げる小三治さん。
しかし、緞帳が下りてこない。
そう、緞帳が壊れているのだ。気にしていなかったけど、初めっから上がったままだった。
ちらりと、小三治さんのホコリ、花粉症対策なのかとも思っていたが、違いました。

思わず小三治さんが
「あ、これ、壊れてるので・・・」と言って、
もう一度、頭を下げて袖へ入っていった。

終演は20時54分頃。
外に出ると、雨は降っているが、台風は激しくなっていなかった。


ほなな
posted by たにぃも at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 小三治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック