2013年05月29日

《感想》落語の映画を2作

今年、落語系の映画が公開されました。

『TOKYOてやんでぃ!』2013年2月23日(土)公開
(東京は終了。全国順次公開)

『らくごえいが』2013年4月6日(土)公開
(シネマート六本木6月2日まで予定)

前者は、落語家の世界を描いた映画。
後者は、古典落語を原作にした現代劇。


『TOKYOてやんでぃ!』
こちらは、劇団うわの空・藤志郎一座の同名の
演劇「TOKYOてやんでぃ」が原作。
その原案は、
春風亭昇太さんの落語「悲しみにてやんでい」。
この落語を残念ながら聴いたことが無い。
聴けそうな機会もなかったので、
この噺がもとであるという舞台を見ようと思ったりもしたが
結局、行けていません。
(8月に新宿で舞台版の追加公演があるようです。行こうかな。)

社会に出たばかりの(前座修行)社会人のちょっとした青春の恋心なんてぇものもありますが、
まあ、ほとんどドタバタコメディ!
寄席の楽屋という、落語ファンには見ることのできない世界でのサスペンス!
寄席にちょくちょく行くものにとっては、
「色物が多すぎ!」「客を待たせ過ぎ!」
「あんな席亭(安達祐実)いるかっ!」
何て、ツッコミを入れたっくなる事もある。
でも、そんなリアルを求める噺じゃない、そこはそれ。
ということで、楽屋をのぞけるのは、ちょっと嬉しい。
9割以上が楽屋。高座も出てきません。

悪意のない(?)人たちに振り回される
前座ピカッチ(“ぴっかり”じゃないよ)ノゾエ征爾さんの姿が笑える。
(昇太さんの落語も聴いてみたいなぁ)
南沢奈央ちゃんが、落語家役でないのが残念。
お囃子の黒田福美さんもいいなぁ。
落語家“の・ような”予備さんに、藤克信さん。


『らくごえいが』
(まえおき)
シネマート新宿では、2回ふられました。
1回目は、公開間がなく。
 上映は、1日1回だけ。立ち見だったので、やめた。
2回目は、行ったら始まっていた。
(時間を調べて行ったのに?・・・)

で、結局、新宿が終わり、
上映がシネマート六本木に移って、やっと、見れました。

(映画のはなし)
こちらは、古典落語を原作のオムニバス。
本編だけをみると
「世にも奇妙な物語」や「笑ゥせぇるすまん」のような感じで
落語を知らなくても何の問題もないでしょう。
とくに「ライフ・レート」はブラックですから。

落語好きとしては、
本編の前と後の落語家のコメントがあるのがちょっと嬉しい。
ただ、持ち上げているだけでないのもイイですね。
落語好きの代表として感想を言ってくれている感じもあって
本編を見て、ちょっとモヤモヤした感じを晴らしてくれます。
立川志らくサン、春風亭一之輔さんが・・・。
(ほか、三遊亭小遊三、春風亭ぴっかり、林家三平、柳家わさび)

「ビフォーアフター」(原作:ねずみ)
寂れた田舎の旅館が、起死回生!
「ライフ・レート」(原作:死神)
(落語自体が、グリム童話が元だとも言われています。まさに、喪黒福造的です。そんな物語に本田翼ちゃんがでています。山田孝之もね。)
「猿後家はつらいよ」(原作:猿後家)
(これが一番、落語が原作とわかりやすい。それが、いいのかどうかわかりませんが、誰にどう見て欲しいかですよね。)

音尾琢さん(「ビフィアーアフター」映画製作会社・主人公の上司役)
安田顕さん(「ライフ・レート」死神役)。病を処方する?・・・
戸次重幸さん(「猿後家はつらいよ」映画監督役)、落語ネタの演劇にも出てた。
と、TEAM NACSがそろっております。

(おまけ)
実は、映画のあとにトークショーがありました。
登壇者は、井一生監督、田中雄之プロデューサー。
しばらく、二人で話してから
観客が多ければ、二人で一方的に話をするのだけど、
質問があれば受け付けます。
と、対話形式に。

客は二人。(その一人は私)
もうひとりの人が、
「海外に日本文化を伝えるのに落語を使っているので、その参考に・・。」
私、柳家さん喬さんが海外の日本語学校で落語を教える番組を見たことがある!
その関係の方だったよう。
「英語字幕版があるので・・・」何て話で盛り上がる。
そんな本気の質問をされたら、ボーッと映画を見に来た私は・・・。
まあ、共通性があるとすれば、
どちらもそれなりに落語をそれなりに知っている観客。

落語家のインタビューの部分については、批判的な部分を入れていたことについて、
「入れない方がいい」と言う意見もあったらしいが、
これは「入れた方がいい」正直でいいということで、入れることになったそうです。
私が見た感想としても、
落語家の個性もあるし、落語家さんの正直な意見として感じることができる、
そこも、含めて「らくごえいが」としての面白さがあると思う。

平仮名で「らくご」なのは、
「志の輔らくご」的な感じらしいです。

もっと、色んな噺の映画化を見てみたい気がしました。
「聴いてから観るか、観てから聴くか」
しかし、“枕”ナビゲートは、なぜ、桂三四郎さん?



ほなな
posted by たにぃも at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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