2012年09月03日

《感想》鯉昇・喬太郎二人会@古典こもり(七)

2012年8月27日(月)
瀧川鯉昇・柳家喬太郎 二人会
「古典こもり その七」

私は、「古典こもり」二回目。
2008年以来、
行こうと思っても日が合わないって感じですね。

会場は、何度か来ている
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール。
座席は、14列7番。
この会場は座席に傾斜があるので、
前の人の頭も邪魔にならずに、見やすく、高座が遠く感じない。

開口一番は、鯉昇さんのお弟子さんで
瀧川鯉和さん「子ほめ」。
ハッキリした口調で、聴きやすい。
はじめはちょっと、緊張気味?
客さんも、まだ、入れていない?
でも、だんだんと調子が出てきて、会場にも笑いが。

そして、出囃子「鯉」が聞こえてくる。
まず、瀧川鯉昇さん。
座布団の上で足場を固め、正座をして、頭を下げる。
扇子の位置を前から移動させ、顔を上げ、会場を見渡す。
ギョロッとした大きな眼。
(思わず会場から笑い声が漏れる。)
そのあたりで、鯉昇さんも白い歯を出して笑うと・・・
(さらに会場から笑いが・・・)
「えぇぇ・・・」
(一言も話さないうちに笑いを取る噺家さんが、他にいるだろうか?)

いつものように、ゆるゆると小話のマクラが始まる。
せっかちだった柳昇師匠とのご自分の結納のときの話。
からの「持参金」。

この噺は、生であまり聴いた記憶がない。
(記録を調べると、一度だけ)

急遽、借金を返さなければいけなくなった不精な男のところに、嫁を世話してくれるという話がくる。
しかも、持参金付き!
そんな話があるはずがない、と思ったら、やっぱり“キズ”がある・・・。
と、お嫁さんの容姿などを説明をするが、これが凄いんです!
もともとの噺が凄いんですが、
鯉昇さんのはさらにパワーアップ!
さすが鯉昇さん!!

つづいて、柳家喬太郎さん。
「小児は、白き糸の如く・・・」と、
子供が出てくる噺の定番マクラにいきなり入る。
そして、「初天神」をサゲまで。
寄席の合間でよく聴く噺ではありますが、
サゲまで聴けることは、あまりない。
喬太郎さん独特の変更点は特にないんだけど、
クスグリと奇声を発する子供を聞けば、はやり喬太郎さん風!

喬太郎さんで「初天神」の凧揚げのラストまで聴けて、
ちょっと嬉しい。
“古典落語の会”ならでは、って感じでしょうか。

仲入り後、
柳家喬太郎さん、再登場!
FMの番組をやっていて、そのナレーションを熊倉一雄さんがやっている。
「何がってことは分からないんですが、子供心に“ケペル先生”の声が怖かった・・・」
と、ナレーションをやってもらうことになったエピソード。
(私は、喬太郎さんとあまり年齢的に変わらないんだけど、“ケペル先生”がピンとこないのでした)

そして「饅頭怖い」。
わりと軽めの古典を二席ですね。
トリじゃないからでしょうか。
でも、よく聴く演目だと、他の人との可笑しさの違いがわかって面白い。

再び、瀧川鯉昇さん。
やっぱり、何も話さなくても、ちょっと可笑しい。

「へっつい幽霊」は、1度聴いている。
鯉昇版というほどの工夫はされていないけど、
大阪から引っ越してきた男が登場する。“へっついさん”を買って、返しに来る。
そして、「全額返すから、事情を話して欲しい」と言われ話すのがその男。
関西出身の私が聴いても、大阪弁がけっこう上手い。

やはり、鯉昇さんには、独特な可笑しさがあります。

21時31分終演
posted by たにぃも at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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