2012年02月24日

《感想》これが?「牡丹灯籠」@こしら一之輔

2012年02月13日(月)
(一週間以上前の事です、私はメモを取らないので、人のブログを参考に思い出しながら書いています)

会場は、成城ホール。
何だかんだと、来ることが多くなりました。

広瀬和生プロデュース
立川こしら 春風亭一之輔 二人会
こしら一之輔 ほぼ月刊
ニッポンの話芸 第8回

こしら一之輔「ニッポンの話芸」は二回目。

立川こしらサン
後から出る一之輔さんにバラされるのですが、着物を忘れて襦袢を二枚重ねて着ている。
薄い紫色、袖口を安全ピンでとめ、半襟を取って・・・。
そんな事には一切触れず、粗忽、慌て者から、忘れ物の話。
ここでは、足袋をよく忘れるのでその対処法を話していました。

そして、選挙の手伝いに行った話。
着物で来てくれと言われ、黒紋付、羽織、袴でいった。ホストが変に張り切っているみたい・・・。
着くと、早速、車の上で応援演説、まだお互い名前を知らなかった。
されに、選挙事務所に行かされて、今度は選挙カーに乗って“カラス”。
黒紋付着てるからって、人のこと“カラス”“カラス”と呼びやがって!
何て思っていたら、
女性は“ウグイス嬢”で、男は“カラス”と言うそうです。
(私も知りませんでした。)

と、短めの? マクラから本題へ。

「あんた、起きておくれよ! 仕事いっておくれよ!」
(「芝浜」? 違うか。)

大店の旦那に呼ばれていると行ってみたら
「若旦那が寝込んじまっているので、話を聞いてやってほしい」
お前も職人だ。そんなことでお金をもらうのも嫌だろうから、仕事という体裁で、お金を払うから
「ちょうど、納戸の閉まりが悪いからちょっと見てうことにしよう」

判蔵「それくらいなら簡単なんんで、納戸を直してしまいましょう」
旦那「いや、これは口実だから別に直す必要は無いんだ」
判蔵「でも、それくらいならすぐ直せますよ」
旦那「直してしまったら、口実が無くなるじゃないか」
判蔵「じゃあ、どうすりゃいいんスか?」
旦那「もう、話が分らないなぁ。例えば、明日は道具箱をもってこない」
判蔵「持ってこないと、直せないじゃありやせんか!」
旦那「だから、直さなくていいんだよ・・・」

この、何ともどうでもいいやりとりがしばらく続く。

やっと、話は進んで・・・
旦那「今日は、倅にどんな話をしてくれたんだい?」と、旦那に聞かれて、判蔵の話した話が、何の面白みも無い自分の子供時代の話。

旦那「それだけかい? まあ、こんな時はそれくらいのたわいのない話がいいかもしれないね。その調子でやってください・・・」

そして、数日後・・・
旦那「今日は、どんな話をしてくれたんだい?」と、旦那が判蔵に聞くと、先日とまったく同じ話をする。
旦那「それは、先日聞いたよ?」
判蔵「えぇ。先日、それでいいって言ってたんで、毎回これをしています。」
旦那「・・・・・・」

この辺りでは、「紺屋高尾」「幾代餅」「崇徳院」「千両みかん」「擬宝珠」なんかの変化球かと思っていた・・・

そんな、ある日若旦那が遂に話をしだす。
それは、恋患いではなく、毎晩楽しんでいる。「女ってのはいいもんですねぇ。」何て言いだす。
よくよく尋ねると、外出はせずに、毎晩、女性が来て楽しんでいるという話。
これを聞いた判蔵は、旦那に報告する「これこれこう言う訳で・・・」

旦那「どうも“妄想彼女”と“空気嫁”の辺りからよく分らないのだが」
そんな、不思議なワードも飛び出しつつ話は進む。

その晩、一旦は帰る判蔵だが、道具の入っていない道具箱を忘れたので取りに大店に引き返すと、そこで老婆に出くわす。
つけて行って、若旦那の部屋へ行く。若旦那の部屋をのぞくと髑髏(されこうべ)をなでなでしている若旦那が・・・。

ここまでくると「牡丹燈籠」らしい話と気付く。
登場人物も判蔵、新三郎(若旦那)である。
話も急展開!!

そこから、怪しげな霊能者が出てきて、お札をはる。
どうなるのかと思ったら、これが案外効き目があって、お札をはがして欲しいと老婆が判蔵に、お金を払うからと交渉する。
「幽霊が本当にお金を払うのか?」「幽霊だけにお足は出さない」
と、普通の落語の様なサゲで終わりました。

何ともアンバランスで、滑稽な「牡丹灯籠(お札はがし)」の様な噺でした。


仲入り後は、一之輔さん。
こしらサンをいじります。着物を忘れて、襦袢二枚重ね。
そして、談○さんの事を何か言ったとか、言わないとか・・・。

そろそろ、真打昇進披露興行の番組が決まってきた。
鈴本演芸場のHPにも出ているが、小三治師匠(落語協会会長)の名前が無いが出ないのか?
と、チラホラ聞かれる。
名前を出すと、そこに人が集中するので出していないとか。
行ってみてのお楽しみだそうです。

春風亭一之輔さん。
ご本人は、人が大勢出てくるよりも、一対一のやりとりの噺が好きだそうです。
そういえば「あくび指南」「短命」「青菜」なんかもそう、そんな中から
「鈴ヶ森」
これも、一対一の得意ネタですね。

続けて二席目。
これをやろうと思っているものがあるが、「また、それか?」って言われそうで迷っている。
でも、やりました「初天神」。
こちらも、得意ネタ、「NHKの新人演芸大賞」の決勝戦でもやってました。
「グッジョブな坊っちゃん」
困っしゃくれた子供というか、かなり挑戦的で確信犯?
おとっつぁんも負けてない!
後半、子供が話しかけると、知らんぷりをしながら口笛で「星条旗よ永遠なれ」を吹く。
「ニホンゴわっかりませーん」とは言いませんが、そういうことですね。
子供も「ここ日本、日本人!」とツッコむ。これ初めてでした。
団子のところまでですが、濃密な「初天神」でした。

プロデューサーの広瀬和生さんを交えて
春風亭一之輔さん、立川こしらサンの三人でトーク。
広瀬さん、一之輔さんが、あのバランスの悪い「牡丹灯籠」らしい噺について、ツッコミを。
「あのバランスの悪さ、バカバカしさが、逆に落語らしい!」
(確かにそう!)
こしらサンは、三遊亭円朝を知らず、歌舞伎を見て作ったとういう。
一之輔さんの真打昇進披露興行の話、真打内定とは言いながらも今後の予定がないこしらサンでした。

前回のこしらサンの「火焔太鼓」は部分的に肥大していたものの「火焔太鼓」そのものでした。
今回の「牡丹灯籠」で、ある意味“凄さ”を知った気がします。
さすが、広瀬さんのおすすめ!


ほなな
posted by たにぃも at 01:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 落語もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久し振りです、こんにちは。
また名前だけで…ホントにすみません。

こしらサンのその「牡丹燈籠」は聞いてみたいっ。
来週、やっとこしらサンの高座に出会えます。
成城での志らくサンとの親子会があります☆
どんな感想を持つか…怖くもあり、楽しみでもあり…。
ドキドキです。



Posted by いちこ at 2012年04月15日 12:22
≫いちこサマ

ここのブログは、ちょっと重い感じがするので、タイミングの問題で、名前だけになってしまうのでしょうかね。
気にしないでください!

白鳥さんとも、談笑さんとも違う
こしらワールド!!
志らくサンは、どう感じているんでしょうかね?
親子会、興味はあったのですが、
いけないので、いちこサンのブログを見させてもらいます。
Posted by たにぃも at 2012年04月22日 11:52
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