2011年12月30日

《感想》白談春2011(昼公演)@2011年の最後

立川談春独演会 〜白談春2011〜

2011年12月26日(月) 昼公演/15時30分〜
会場:青山劇場

今年は、アナザーワールド(黒談春)に何度も足を運び、最後は“白談春”が、落語会に足を運ぶ最後。

まずは、会場の方への苦情から。

会場時間ピッタリに開場、入り口は一か所。
日陰で風の強く、寒い場所に並ばされ・・・
(私は、チケットを持っていながら、そんなところにジッと並ばされるのを拒否! 近くをウロウロしていて、15分前くらいに戻ってきたが、まだ、そこそこ列がある。10分前になっても、まだ並んでるので仕方なく最後尾へ。
会場に入ってとりあえず、用を足しに。開演5分前なのに、男性トイレにも列ができている。そらそうだよな、あんな寒いところに並ばされて・・。

そんなこんなで、開演時間を5分ほど過ぎて始まる。


舞台には、障子のような格子に半死風の舞台設備が数枚、中側に段々にズラして、左右に並べられている。
センター(高座)の後ろは、ドーンと舞台の奥まで何もない。屏風が無くて、背中が寒そう。
座席は、K列15番(1階席)。
椅子のクッションもよく、前の人の頭が邪魔にならない。いい座席でした。


青山劇場で、初めての落語公演だそうで。これがきっかけとなって、いろいろ行われると嬉しいです。と談春さん。
しかし、おととし閉館した大阪フェスティバルホールとか、歌舞伎座、厚生年金会館など、閉館前によばれることが多い気がする、と。初めは、志の輔で、私は“おくりびと”と思っていた。

「白談春」4月にやる予定だったが、震災の影響で中止。無くなったと思っていた。
12月のこの日ならできますと連絡があった。劇場の方は忘れていなかったようで、簡単にOKを出してしまった。
よく考えると、4月にやるので人気投票をしても「芝浜」は無いだろうと目論んでいたが、結局こんなことに。(年末大ネタスペシャル!)
私はだいたい長いんだから、この二つやったらどうなると思います? しかも、夜の部もある。夜7時開演だから、掃除だとかで、少なくとも6時には終わらないといけない・・・。
(そんなことを言っているので、違うのをやるのかと思ったら・・・)
やりますけどね!

(私は、もう少し他の演目が聴きたいと思った。生で聴いていない「除夜の雪」「九州吹き戻し」「包丁」とか。
でも、“白”では、渋すぎるか?


リクエスト投票2位!
「居残り佐平次」

正直言えば、神奈川県立音楽堂(2010年9月18日)での「居残り」の方がよかった。
おそらく、あれが談春さんの初めての「居残り」だったし、あの時のは、世間でも“いい出来だった”との声もあるので、それ一発目に聴いたので、その衝撃はなかなかのものでした。
それと比べるのも申し訳ないですが、
何にしても、喋り倒す“いの”さんはパーパー言って、調子がいい。

ここへ来る前に観た、映画『幕末太陽傳』では、(落語もほとんどが)患っていて静養という言訳がある。そして、死を背負って、表面的には明るいが、腹には思惑がある感じ・・・。

仲入りになり、
時間を見ると16時42分。1時間と少し、こっから休憩で・・・。
ロビーでは、グッズの販売や写真展やっているらしいが、私は席を立たなかった。休憩が15分とは言いつつも、実質20分くらいとられた感じ。


仲入り後
30年前、談志の「芝浜」と「富久」を聴いて、弟子入りを決めた。
30年後、「芝浜」と「富久」をやったのは、志らく。
「こんなこと、言わなきゃいいのにね。」と、ボソッとつぶやいて落語へ。


リクエスト投票1位!!
「芝浜」
時間の関係か、芝の浜のシーンは、カット。
起こして、魚河岸へ向かう。魚河岸が真っ暗。飛んで帰ってくる。

イモを洗うような風呂で、御隠居さんが

「あの呑んだくれが、大したもんだ。
 人間、悪かったことは、忘れようとする。
 だが幸せな奴は、また来年も・・・なんて思うんだ。
 年明けたら春だよ。春んなったら、みんな忘れて一からやるんだぞって言ってた。
 俺ぁ世間じゃ幸せだと思われてるらしいよ。」

「良かったことも、
 悪かったことも、
 みんな忘れて、一からやるんだ!」

という言葉に、グッと来ました。

不粋でしょうが、談春さんが、泣いているように見えました。感じました。
汗をぬぐっているだけではない、目元も。そして、鼻をグスグスいわしている。
落語の登場人物への感情移入というのではなく、ふと、今年あったことが頭をよぎったのかな?と
(でも、夜の部との間で、熱が出たらしいので、風邪をひいていただけかもしれません)

今年は、日本人にとっては、忘れられなことがありました。
立川流、落語界にとっても忘れられない年でしょう。
立川談志の弟子になり、30年。談春さんは、幸せだったんでしょうね。
何て、思ってしまいました。


噺が終わって、会場のデジタル時計が点灯
「18時01分」
(夜の公演は、19時開演)


ほなな
ラベル:落語 談春 芝浜 2011
posted by たにぃも at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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