2011年11月02日

《感想》文左衛門兄ィのらくだ@鈴本演芸場

2011年10月30日(日)

上野・鈴本演芸場 10月下席 夜の部(千秋楽)
主任・橘家文左衛門

初めて、の文左衛門主任の芝居。
前に鈴本演芸場に来たときに(小三治さんの時かな?)、箱の中野文左衛門の時にももらった、チラシで割引入場。
何だかウダウダとしているうちに時間が迫り、止めようかと思ったりしながら、結局ギリギリに到着。

17時30分開演前
開口一番の前座の林家つる子さん。
「子ほめ」の途中で入場。
落語が終わり、そのまま高座がえしに転身。

座席は、ほ列2番。2番といっても一番端。1番側は何もない、後ろは通路。端っこだけど案外悪くない席だし、気楽でいい!


番組の初めは、春風亭一之輔さん。
真打昇進が決定していますが、この浅い時間に出演する、今はまだ二つ目。
この時間で、こんなに盛り上がるのはあまりないことではないだろうか。真打昇進を知っているからか、やはり一之輔さんの技量か。
お馴染の「欠伸指南」。
一之輔さん曰く「よく笑い、よく感心するお客さん」。
(一之輔さんのブログ「いちのすけえん」より)

鏡味仙三郎社中(太神楽曲芸)
私個人的には、何故か平日の感覚で来ていたのだが、お客さんの反応が日曜日だ。
そして、おばさんグループが、いちいち反応する。そう、笑う、感心する・・・。

蜃気楼龍玉さん。地味だけど何か好き。
「鹿政談」
何で聴いたのだろうか? CDかな? 初めてではないが、寄席ではあまり聴かない噺。奈良の噺なので関西弁も出てくる。

春風亭一朝さん。
「幇間腹」
今日も、“いっちょう”懸命、明るく陽気でイイですね。

すず風 にゃん子・金魚さん。いつもながらの漫才で・・・。

桂 藤兵衛さん「強情灸」。
喜多八殿下の休演は残念。ちょっと、休憩させてもらいました。

柳家小燕枝さん「長短」。
過剰ではない「長短」。人生が感じられますね。

〜 仲入り 〜

ダーク 広和(奇術)
ダークさん久しぶり。寄席では一番マジックらしいマジック。話術で笑わすだけではなく手品も凄い。そして、新しいのを見せてくれる。

五明楼玉の輔さん「生徒の作文」。
百栄さんの「今どきの作文」なんてのもありますが、基本は同じですね。確か、寄席で初めて聴いた玉の輔さんは「生徒の作文」たった様に思う。

ペペ 桜井(ギター漫談)
相変わらず・・・、可笑しなひとだ。


橘家文左衛門さん。
いつもですが、静かなスタート。
声の調子が悪いんだよね。十日もやると、こうなっちゃう・・・と、言いつつも、実は落語のせいでではない。と・・・。(確かに声がかすれている。)
くらいで、マクラはほとんど無し。

「らくだ・上」
“らくだの馬”が中心にはいるが、らくだの兄貴分“丁目の半次”と屑屋、そして、長屋の人々。“らくだ”は、屑屋や長屋の人々が“こんな目にあった”という話で、どんな人物だったか分ってくる。
“丁目の半次”は、まさに文左衛門兄ィにははまり役って感じです。
迫力十分!

しかし、“箱の中の文左衛門”の時にも少し書いたけど、ただそれだけではない。
一文無しの“丁目の半次”が、らくだを弔う。そこに巻き込まれ、月番のところへ長屋の住人から香典を集めるように伝言を頼まれた屑屋。
その道すがら呟く
「なにこれ?」
この一言が妙に印象的で、屑屋の状況を一言で表している感じがする。
そういった、被害者の表現も細かくて可笑しい。

やはり、見せ場は半次と屑屋の立場が逆転するところ。
そして、屑屋に半次が使いに出るよう言われるところど終わり。トリなら、最後まで聴けるかと思いましたが残念。
というわけで「らくだ・上」でありました。

実は、続いて、翌日に、歌武蔵さんの「らくだ」を聴いた。
そちらは、近々書きます。


ほなな
posted by たにぃも at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 落語もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは☆

文左衛門サンの「らくだ」、聞いてみたいです!!
屑屋が呟く「なにこれ」…すごい想像できますね(笑)。
文左衛門サンのビビって焦ってる様子、なんかハマってますよね。
見た目ジャイアン、中身のび太、みたいな(笑)☆
Posted by いちこ at 2011年11月14日 17:41
≫いちこサマ

文左衛門さんの「らくだ」について、今記事がありました。

15年ほど前から、自分なりに工夫し、二ツ目勉強会で古今亭志ん朝に見てもらった。
「お前の『らくだ』怖(こ)えーなー。一つのせりふがはらわたをえぐるようなことを言うよな。急所を突くから、笑えないんだ」と師匠の評。
その言葉をかみしめながら、人物同士のやりとりや立場を考え噺の世界を構築してきた。「今はだいぶ丸くなりました(笑い)」
毎日新聞 2011年8月17日 東京夕刊
http://mainichi.jp/enta/geinou/warai/archive/news/2011/20110817dde012200075000c.html

ですって、迫力満点だったんでしょうね(笑)。
それから、いつもいじめてる人を見ながら研究したのでしょうか?
Posted by たにぃも at 2011年11月23日 18:16
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