2011年10月13日

《感想》十月上席夜千秋楽・小三治@鈴本演芸場

2011年10月10日(月・祝)

上野・鈴本演芸場
10月上席 夜の部(10日目、千秋楽、最終日)
主任・柳家小三治

3日(月)、9日(日)と今日10日で3日目。
前日が意外に並んでいたので、ちょっと早めに15時過ぎに到着。
(その辺の細かいことは、チョイ出しに書いています)

大きな男性に囲まれて、3列目真ん中から2席ほど右の席。
3日は、2列目、ひとつ下がっただけでも、見上げる感は少し軽減されます。


前二日間とも高座がえしやハネ太鼓で目にしていた、林家なな子サンが、開口一番で高座に上がる。
「子ほめ」
落語をやっている姿はちょっと印象が違う。
でも、最初のご隠居さんと八五郎の会話がちょっと演劇部っぽい印象。特に御隠居さん。女性が男性しかも壮年なので仕方ないところもありますかね。
でも、ご隠居さん家をでて、進んでいくうちにあまり違和感を感じなくなってきた。場内からも笑いも。

17時30分開演。

柳亭こみちサン
紺色の無地(に見える?)着物で出てきました。
「ほとんどの皆さん思っていることはわかります。『仲居さんみたい』。私も自覚しています。
いろんな噺をするのであまり派手なきものを着られないもので。いっそのことさらに仲居さんらしい帯びをしてきました。」(笑)

噺に入って、これは噂の小満んサンの金魚の噺? 噂っていうか、噺家さんについて書いた本で、出てきたのですが、一度も聴いたことがありませんでした。
金魚が出てきたので、もしかしてって思ったらそうでした。
「金魚の芸者」
一言でいうと“金魚の恩返し”って感じでしょうか?
(あとは、巡り会えるまでのおたのしみ!)
昨日の「高砂や」は、ちょっと違和感があると書きましたが、こちらはイイですね。

鏡味仙三郎社中
お馴染みの「一つ鞠、曲撥(きょくばち)、五階茶碗、土瓶の曲、花笠の組み採り」
こういうのを観ているお客さんの反応で、寄せによく来る人かどうか分かりますね。この日のお客さんの反応は、とても良かった。

柳家福治さん。
昨日に続いて、声が大きいですね。
「豆屋」
脅して安くさせる男と、「そんないい豆を安売りするんじゃない」怒りつつ・・・。

橘家文左衛門 兄ぃ。
「寄合酒」これも、得意ネタ。鯛をくわえて逃げた犬も持ってきたサゲ。
「千早ふる」「のめる」「道灌」「手紙無筆」「寄合酒」。このあたりは、間で高座に上がる場合はよく聴けます、そして面白い。
十月下席はトリなの聴きたい行きたいと思ってます。

大空 遊平・かおり(漫才)
かおりサンが早口でまくしたてております。休憩時間・・・。

柳家小燕枝さん
「意地くらべ」
バカ正直といいますか、頑固者の噺。頑固じいさん似合います。

ペペ桜井(ギター漫談)
柳家紫文の代演ですが、3日いったうちの2日が代演でどちらもペペさん。
本当に毎回同じネタ。でも、今日は、ギターを弾きながら、ハーモニカを吹いて、歌を歌う・・・バカバカしい。

宝井琴調(講談)
「赤垣源蔵徳利の別れ」

仲入り。
人が出入りすると、じっと座っていることができない・・・。

花島世津子サン(マジック)
世津子サンもいつもの流れ。最後のネタが、三人の人にトランプを引いてもらって、新聞を切って当てていくのと、
新聞を細かく破いって、一瞬で復元(日経からスポーツ紙に変わります)させるもの。今日は後者。

20時05分。

柳家小三治サンの登場です!
前がマジックだったので、なな子サンが、道具を片付けて、座布団を持ってきたときに小さな木の板のようなものを脇に抱えているのが見えた気がした。座布団の後ろに置いたように思うのだが見えないので確信がなかった。(誰かがツイッターでそんなことを書いていたし)そして湯呑も準備されて・・・。
さあ! 小三治さんの登場です。
(やはり、座るときに正座椅子を使っているようでした)

今年振り返り・・・
(もう、そんな季節になったか・・・何て思っていると)
まだ、三カ月もありますが(笑)、震災やなんか、気持ちの滅入るようなことが多かった。そんな中で、なでしこジャパン。
夜中に、時間がずれて放送がなかった。その振替放送が翌日の昼。それまで結果を聞かずに我慢していた。
その放送を録画して見ていると、ハーフタイムにニュースが挟まっていて、結果を言ってしまった。うっかり聞いてしまった。
「今、何の放送をしているんですかっ!」
後半は、結果を知ってしまったからハラハラしない、かわりにムカムカして・・・(笑)。
「私はねえ、サッカーをそんなに好きじゃない。嫌いなんです。結果を知っていたら面白くもなんともない。本当に好きな方は、あのパスがどうとか見るところがあるんでしょうけど・・・」
「Jリーグ何て見たこともない。でも、ワールドカップになると違うんですね。・・・アメリカに勝ったのもすごいが、ドイツに勝つ何て考えもしなかった。・・・」
と、結構“なでしこジャパン”の話はお気に入りでしているようです。私も一門会でかな?聴きました。でも、可笑しい。
その話が一段落すると

「刀は武士の魂・・・」と落語モード、かと思うと
武士の時代が終わりつつある江戸時代。刀よりも茶道具とかそんなものにお金を使うようになってきた。・・・
そして『なんでも鑑定団』の話になり“品の悪い司会者”、そして“それらしいほど胡散臭い”鑑定士・・・。

(私は、グルグルと、茶道具、骨董、道具屋系・・・と、何の噺がくるのかワクワクしていた)

話は戻って、骨董を求めて江戸を離れて、遠出をするようになってきた・・・
「猫の皿」
“高麗の梅鉢”を手に入れるべく、猫好きのフリをする。
茶店の親爺は一枚上手。
結果的には、どちらも“胡散臭い”二人のやりとりがなんとも可笑しい。

もう、今年は柳家小三治独演会には行けなかったということになりそうですが、10日間の興行で3日行きました。今までに、こんなことは無かったはず。
今回は、これのために空けときましたから、
「百川」「転宅」「猫の皿」が聴けて、
とても満足です。

3日のうちで、マクラが一番長かった。
そして、終わる時間も遅かった。
千秋楽だからサービスでしょうか?
20時50分終演。


ほなな
posted by たにぃも at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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