2011年07月24日

《感想》ほんわか小三治一門会@きゅりあん

寸前まで、当日もイケるのかどうなるのか、という不安と
いや、絶対行くんだ! 間に合うんだ! という思いの間を揺れつつ・・・

何とか行けました!

“何とか”というのは、遅刻をしたからです。
途中、雨に濡れた床に滑って転びそうになるのをこらえつつ、とにかく前に向かって突き進みました。

大井駅前の「きゅりあん」は二回目。前回は「柳家小三治独演会」でした。
一度いっているので、迷わずに。そんな難しいところではないので。そして、会場にはいる前に、冷たい緑茶を買って(座席では飲まないで、体を冷やします)行きました。

開演は、18時30分。
着いたのは、18時45分頃でしょうか。ロビーには人はいなくて、会場側の人が数人。
ロビーに、モニターがあったので見てみると、何か映りが悪くて顔が分からない。めくりが映っているので、見ると、何とか「○○八」と読み取れる。
「あっ! もう喜多八さんが出てる!」ろべえサンは終わっていました。
まだ、マクラのようだし、始まったところのよう。座席を確認すると、通路から四番目なので、突入!

中は案外、涼しかったので助かった!
それでも、汗をふき、扇子をゆっくりあおぎつつ、噺に集中!!


柳家喜多八さん。
よく聴く定番のマクラから、稽古ごとのマクラ。男の習い事は何をしにいくのか? 綺麗なお師匠さんに会いに行く。

新しく出来た「あくび指南どころ」の看板。その前を女性が掃除をしているのを見つけていそいそと習いに行く・・・。
「あくび指南」
美人の女性は看板か。先生の奥さんで、いかつい先生が・・・。
「揺れるともなく、揺れる」が、上手く出来ない動きが、川柳師匠の「ガーコン」ジャズのリズムを刻んでいるようで、おかしい。

一席で、仲入り。
ロビーまで、ぶらっと散歩に行ったとき「あれ? 小林聡美さん?」に遭遇。

出囃子の三味線の音とともに緞帳があがると、そこには自ら演奏している
柳家そのじサン。
またの名を太田その。
太田そのとしては、寄席で下座(お囃子)をしているそうです。
見た目は、地味な感じ(私の席からの印象)がしましたが、嬉しい出会いでした。
はじめは、噺家さんの出囃子。変り種の洋楽ものから「ファイナル・ファンタジー」までも。
「私はかろうじて知っていましたが、年配のお囃子さんが徹夜で覚えたのですが、辞めてしまいました(笑)。
淡々とした喋りと三味線の音。
またの出会いを楽しみにしたいと思います。

いろいろと書きたいんだけど、長くなりそうなので、できるだけ短めに。
マクラでは、一門会ということで、本日出演のお弟子さんたちのことを話されました。
柳家そのじサンは、東京芸大邦楽科だそうです。それで小三治師匠にあずかって欲しいといわれて、どうしたもんかと・・・。寄席の下座さんでやっていたのですが、高座に上がるという話には消極的な反応だっただったとか。でも、ちゃっかり勉強会などやっているそうです。
三味線についてはべた褒めです。そして、そのじサンにあわせる太鼓は私がと、三之助さんが呼んでいないのに着たそうです。

喜多八は、暗くてどうしたものかと「お前もっと明るく出来ないか」と、小三治さんも煮詰まったところに、おかみさんが「根暗な子に、根明にしようとしてもだめなのよ」と言われて「はっ」っと気づいた。
「根暗なら根暗でしょうがない。根暗なりにやってみろ」と言ったら、何か吹っ切れたのか。根暗なりに明るくなってきた。
文字で書くと、どういうふうに感じるかわかりませんが、小三治さんが話すと、温かくて、可笑しいんです。

寄席にいくと、いろんな個性があっていい。
と、扇橋さんの話。
「何言ってるか分からない。聴こえない。とか、苦情を言う人がいるけど、素人だね。今日はいつもより、分からないなぁ(笑)ってのが、玄人。」(爆笑)

暗いで思い出した。辞めたお弟子さんで、暗い人がいた。風の噂でいろんな職業を経て、葬儀屋になったと聞いた。これはピッタリだと思ったが、やっぱり辞めた。遺族以上に葬儀屋が暗いとやっぱり問題のようです(笑)。

ろべえサン。喜多八さんのお弟子さん。
何で、あんなところに弟子になるんでしょうね。蓼食う虫も好き好き。案外、大物になるかも・・・。

忘れちゃならない、“なでしこジャパン”。勇気をもらいました。
歌手や野球選手、芸人が「元気付けられるのは、自分の仕事で頑張るしかない」とか言っているが、そんなのは全然およばない。

そのじ(東京芸大)、喜多八(学習院大学)、ろべえ(東京農工大学工学部卒業)
小三治「私は駿台予備校卒です」(笑)
「学歴で出世が決まるわけではない」

そんな話から粗忽のマクラ。
お母さんの子供五人を順番に名前を言わないと五番目が出てこない・・・。という、おなじみのマクラ。
(あっ! 「粗忽長屋」かな?)と思ったら
「粗忽の釘」
荷物を背負うところから、たっぷり、じっくり、丁寧に!
(風呂敷を)ピッっと、こうピッ、ピッピッ! 何見てんだよォ。
愛すべき粗忽者、カワイイ笑顔!

隣の家にたどり着き、奥さんののろけ話になるのだけど、そこで落ち着いて一服しなかったのは、
この日は“一服も忘れる”粗忽者だったのかな?

小三治さんが高座に上がったのは、19時44分。マクラから落語にはいったのが20時15分頃。
20時50分頃終演。
入場するときに、予定時間が書いてあったのでは20時30分までになっていたが、おそらく会場は21時までで借りているから、少し伸びて20時50分くらいかなと思っていました。

遅刻して、
落語二席、小三治さんの落語は一席でしたが、満足度十分の柳家小三治一門会でした。
何か温かかったなぁ。

そうそう、帰りにも小林聡美さんを見かけました。間違えなくご本人。他の方も気付いていました。
(末広亭でも立ち見しているのが目撃されています)


ほなな
posted by たにぃも at 04:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 小三治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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