先日、買った
「落語ファン倶楽部 VOL.13」を読んでいた。
桃月庵白酒 X 春風亭一之輔
若手実力派が語る滑稽噺攻略の極意
今、ウケまくっている若き二人の滑稽噺。
一見、奇をてらっているかのような感覚は、実は尊敬する名人の方法論に裏打ちされていた。
お互いの師匠との話やこの師匠のこの噺などなど。
その中で、こんなのを見つけました。
■ 雲助『新版 三十石』
モデルはイッセー尾形!?
五街道雲助師匠が
『夕立勘五郎』という演目にでてくる浪曲の「夕立勘五郎」の部分を「三十石」に変えたものが『新版 三十石』です。
田舎の浪曲師が「夕立勘五郎」をやるのですが、訛っていて何を言っているかわからない・・・
古今亭志ん生師匠が作ったんでしたっけ。
ここまでは、私の説明。
本文には、馬石さん、龍玉さんと白酒さんが『新版 三十石』を稽古をつけてもらいにいく。
はじめは流しているが、だんだん熱が入ってくると、笑ってしまう。録音しているが、声がかぶって聴こえないくらい。などの話があり・・・
白酒 前略… あの顔で「旅行けば〜」って言うんだよね。うちの師匠に聞いたらね、イメージはアトムおじだんなんですって、イッセー尾形さんの。
一之輔 うひー!
白酒 意外や意外。
「要は、場末の演芸場行ったら変なのが出てくるだろ、ストリップ小屋に行ったら、どこの芸人なんだよっていうのが。それなんだよのれ、アトムおじさんなんだよ」って。
一之輔 すげえびっくり!
白酒 だから、痰を切ってぺっていうのはそのまんまなの。稽古のとき結構そういう例を言う。…」
構成◎馬場憲一
そんなのを知って聴くとまた楽しそう!
雲助師匠の『新版 三十石』は、テレビの「浅草お茶の間寄席」で聴いたことがある。
あと、『夕立勘五郎』もあまり聴かない話だけど、古今亭志ん輔さんで二回は、寄席で聴いている。
それまでは、志ん輔さんといえば、長講しか聴いたことが無くて、人情噺がほとんどだった。
それで、寄席で聴いた『夕立勘五郎』があっさりと、バカバカしくて面白かったのを覚えている。
まさか、アトムおじさんと繋がるとは思ってもいなかった。でも、言われてみれば、なるほどという感じ。
白酒さんの『新版 三十石』も聴いてみたい!
ほなな
2011年07月15日
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