2011年06月26日(日)
立川志らく独演会 夜の部
(昼の部は、14時開演)
夜の部は、18時開演。
会場は、三鷹市芸術文化センター 星のホール。
来たことがあると思っていたけど、行ってみたら、記憶に無い。
案外、こじんまりした会場でした。落語的にはいい感じの広さ。
座席は、D列20番、四列目、右ブロックの内側、通路から二番目。
だけど、19番通路側のひとが、最後まで空席のままでした??。
志らくさんの落語を聴くのは久しぶり。なので楽しみ!
立川志ら乃さん。
志ら乃さんもしばらく聞いていませんでした。
会場が、立川流の話をよく知っているか確認の後、志の輔さんの弟子の「覗き逮捕事件」の話を少し。
「唖の釣り」
この噺って、テレビでは聴けないですよね。演目がアウト。
寄席では、“三ぼう”というのがあって、それも放送コードにひっかかるのがあります。
あまり、気にしすぎると言うのも、逆に差別しているのではないか、って気がしますが。
その辺は、密室空間の楽しみ! ってことで。
志ら乃さんの落語のことを何も書いてない・・・。
志らくさんが着ていた着物は、薄いグリーン(黄緑)の着物。
それをみて「前座さんのを借りたのかな」と思ってしまった、素材感。
その着物のことを気にしていたのか、着物の話をしていました。
「汗をかくので、いい(正絹など)着物だとすぐにダメになる。だから弟子に言って安い洗えるのを買ってきてもらった。・・・」
「志ん朝師匠は、とても着物に凝っていた。そんな人もいるし、談志はあまり気にしなくて、ウールの着物で出たりもしていた。」
高級でなくても、もうちょっといいのを着て欲しい着もします。
(菊之丞さんはいつも、煙草入れを腰に付けているし、襦袢もお洒落だったりします。)
立川志らく「松竹梅」
松、竹、梅のキャラが独特ですね。他にはあまり無い爆笑の「松竹梅」でした。
立川志らく「湯屋番」
志らくサンの独演会にあまり来ないので、この辺りの一般的な演目もはじめて聴いた。
「看板のピン」や「疝気の虫」のイメージが強い。
そのイメージからすると、志らくサンっぽさが強くない印象でした。
〜仲入り〜
昼・夜の二部。
でも、ネタだしなしで、違う演目を。昼の部では「子ほめ」「大工調べ」「たちきり」。
「大工調べ」は、やるつもりではなかったらしい。
志ん生師匠のを最近聴いてみて「志ん生師匠のは、啖呵じゃないんですね。そんなやり方もあるのかとやってみたら、グズグズになった」
「あの啖呵として、定着させたのは志ん朝師匠」
その志ん生のつながりなのかな?
立川志らく「妾馬」
志らくサンが、若旦那より職人が似合う気がする。
志ん生師匠の「妾馬」は滑稽噺。それでも何が「妾馬」なのか分からない。
始まってしばらくして、「これサゲまでやりますので、何だこれって感じですので」
それでも、ラスト近くでの「孫を抱けない」母に、ウルっときてしまう。
(最近、親側の立場で、ウルっときてしまう。子供どころか、伴侶もいません。)
そして、八五郎が出世して、裃に二本差し、馬も貰う・・・。
「鰻屋かっ!」と、サゲの後に一言。
唐突に飛び出す、吹き矢のタイミングも笑います。
終演は、20時25分。二時間半弱、タップリ楽しみました。
演劇落語、行こうかなぁ。
ほなな
2011年07月01日
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