2011年03月09日

《感想》終わりが、始まり“ヒア アフター”

感想の様なものを徒然と、とりとめなく書いてみます。

CMがミスリードして、思ったものと違ったという方も多いかもしれません。

私は、クリント・イーストウッドが好きだから、あまり事前情報を入れずに行きました。そして、期待せずに。
というのは、イーストウッドが好きといっても、作品全てを無条件に好きなわけではない。
すっごく重い映画もつくるので、どちらかといえば「あまり好きじゃない方かな」って感じで観てきました。


まだ見ていない人のために、CMに惑わされないために、ちょっと事前情報…

「奇跡の輝き」や「ラブリー・ボーン」の様に。
死後の世界、霊界が描かれているわけではありません。
「ついに、スピリチュアルに手を出したか」「年をとって、その領域に手をつけたか」って、嫌っている人もいるようですが。

普通の生活、普通の人生。この世に生きる人たちの物語。
ただ、霊能者もその中のひとり。

"Hereafter" の
英語での意味を知っておいた方が、納得できる気がします。

【副詞】
1.この後,今後,将来.
2.来世には

【名詞】 [the hereafter,a hereafter]
1.将来,未来.
2.来世.


「死と直面し、人生が変わる。」


自分の死。自分が死にかける。臨死体験。

かけがえのない人の死。少年の双子の兄との死別。

見ず知らずの人の死。他人の手を握ると死者が見える霊能者。


でも、それは“普通の生活”。普通の生活での苦しみ。
そのことを周りの人間と共有できない。
自分が取り残された感じ、今までの生活から遊離してしまう自分。

劇的なことは、冒頭に起こる“津波”。あらがうことのできない自然の脅威。
後は淡々と進んでゆく。

そして、国、性別、年齢、仕事も違う三人が交わる。

何かが変わる。

終わりが、始まりの物語。


この後は、独りごと

私は、イーストウッドの出ている映画が好きですが、
やはり、監督を兼ねているものの方が断然面白い!

「マディソン郡の橋」の監督・主演をした時も驚きましたが
この映画も、これをイーストウッドが、という驚きがありますが
でも、やはり、イーストウッドの映画なんですね。

イーストウッド監督は、過激なイメージがありますが、
監督作品には、ユーモアがあって、温かな人間性を感じるものがあります。
初の監督作品はテレビの「愛のそよ風」。


過去に何か背負っていたり、作品中に背負ったり。

あのデカイ体の主人公(主演:イーストウッド)が、ボコボコにされたり、

心臓移植の傷があったり。

打ちのめされるのは、老いであったりもするかもしれない。

(すでに殺された?)亡霊の様な男だったり…。

「グラン・トリノ」でも、少女が無残な姿になりました。

それは、ひとつの人生の儀式のようでもある。
そこで、終わるのか、次に進むのか。

もうひとつのキーワードは
アウトロー、世の嫌われ者、孤独なヒーロー、流れ者、世間から浮いた存在。
しかし、自分のルールを持って生きている。“生き様”を見せてくれる。

…それでも、自分を貫いて生きる。そう感じた時、新たな人生が始まる。

人生という名の荒野。
さすらいの“ガンマン”となって、どこかの町に現れるのかもしれない。


スピリチュアルを扱った映画ですが、イーストウッドはいつも死と隣り合わせ。

イーストウッドって、本当にニュートラルだなって感じる。

音楽もよかったなぁ。サントラ欲しい!

129分短くは無いけど、まったく長く感じませんでした。


ほなな
posted by たにぃも at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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