2010年03月01日

CD/DVD出囃子居酒屋(赤ちょうちん)「二上がりかっこ」 で、一寸

それが、
柳家小三治師匠の出囃子と分かる人は、どれくらいいるのだろうか。

落語好き、小三治師匠のファンなら聞けば分かるでしょう。

そして、
落語のCDを聞いて、ライナーノーツをみれば、
チャプターに「二上がりかっこ」と書いてあり、
それが、小三治師匠の出囃子だと知っているでしょう。

知らない人がこれを読むことはないと思いつつ、
出囃子とは落語家の入場曲なのです。
と言ってみたりする。


だから、
同じ時代に同じ曲を使うことはない。
と言いつつも、同じ協会では、と注釈が必要になる。

というのも、
協会が違えば同じ曲を使っていたりする。
たとえば、「金毘羅船々」なんかは
桂米丸さん(落語芸術協会)、柳家権太楼(落語協会)。
寄席の定席ではないにしても、落語会で一緒になったらどうするのだろう?
やはり、先輩に譲るのか…。

場合によっては、
落語協会、落語芸術協会、立川流、三人が使っていたりもする。

立川談笑さんなんかは、デフォルトは「野球拳」、「佃」?
その時々で「ミッションインポッシブル」だったり、楽しんでいる人も。



ある時、
たぶん、志の輔さんの独演会だったと思う。
最後に出てきたときに「小三治さんと同じ出囃子だ」と思ったことがあった。
CDでもあったかな?

でも、
協会が違うしそういうこともあるだろうとそんなに気にしていなかった。
それが、ひょんなことから解決した。


最近、落語人気もあって「お囃子」のCDが出ている。
「落語DEBAYASHI」(全41曲)
「寄席囃子」ひので会(全70曲)

そして、ソニーの来福レーベルから出た
「決定版!寄席囃子100」
3枚組、全121曲。各曲長めになっています。

実は、ここまでは前ふりで、本題はこれから。


初めに書いた、「二上がりかっこ」の話。

お囃子、出囃子のCDを聞いていると「中の舞」という曲があった。
「寄席囃子100」にはどちらも入っていたので気がついたのだ。
「あれ、これは、『二上がりかっこ」と違うの?」
笛の音は違う、でも、三味線と太鼓は同じではないのか、違う曲なのか、
編曲だったりするのか…。

それで、ネットで調べてみるとそのことについて書いているHPがあった。
「藪井竹庵」
http://blogs.yahoo.co.jp/yacup/60864279.html

それによると
「“二上がりかっこ”の“二上がり”とは、三味線のチューニング。本調子、三下がり、二上がり。
そして、“かっこ”は、“鞨鼓”という和楽器の太鼓で、つづみのような形。
手ではなく、先に団子のついたバチでたたく楽器。雛人形の五人囃子のなかにいる。」だそうだ。

実際は曲名というより、とりあえず当てられた名称のようなもの。
本調子かっこ、三下がりかっこ、があってもおかしくないのか?

そして、「中の舞」との関係だが同じ曲らしい。
こちらは、本調子。

CDにある解説では、
「中の舞」は、誰の出囃子というものではなく、トリの噺家さんに使われる」とありました。
だから、独演会で同じ噺家さんが二回出ることがほとんどなので、
一回目は、自分の出囃子。
最後に出るときは、「中の舞」を使うということがあるようで、
…思い出せば、他の独演会でも何人かあったような気がする。
これは、とっても納得!

ほんとうに「二上がりかっこ」と「中の舞」が同じなのか? 使用法の便宜上そう呼んでいるのか、ハッキリしない部分は残るし、
厳密に言えば、
寄席では、鞨鼓を使っていないはず、小さな太鼓を撥でたたいているはずなので、鞨鼓ではないだろう。
とかはあるが

同じ曲もしくは、酷似しているのは確かで、「中の舞」は誰でもトリで使う場合があると知り、
独演会に行く楽しみが増えた!


ほなな
posted by たにぃも at 00:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 落語もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、いちこです。

私の疑問も晴れました♪
【二上がりかっこ】
“かっこ”って何?
カッコウ…それじゃ猫八じゃん
括弧…オイオイ何を括るんだい

楽器なんですね。
勉強になりました。

そして【中の舞】。
トリの噺家が出る時に流れているのかな、と思っていたあの曲がきっとそれだ!!
と自分の中で、解決への道が開かれました。

ありがとうございました平謝り


【三下がりかっこ】
ですが、米朝サンの出囃子がまさにそれです。
多分、米團治サンもそうではなかったかと思われます。

上方の本で見ました。
Posted by 未設定 at 2010年03月02日 17:12
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