2010年11月10日

立川談笑 月例独演会@文七元結ほか

11月8日 国立演芸場
二回目の月例独演会である。

前回は、一年以上前。
その時の出囃子はなんだったろうか?
007かなにか。

今回も、定番ではないもので曲が分からなかった。
しかも、ネオン、チカチカで、文字が浮かんでいたので
「何が書いてあるのかな?」と
思わず上の方を見てしまう。

談笑さんが、片足ケンケンで、ノリノリで登場。
「出てきたら、みんな上の方を見て、不思議な光景でした」
「えー、今日は詰め込めるだけ詰め込もうかと思います。終電に間に合うかどうか…」

「山号寺号」〜
終わると、袖に行って、水分補給。

続けざまに「猫と金魚」〜

「えー、何にしようかなぁ〜」と言いつつ、また袖まで行って、水分補給。

続けて三席目に「らくだ」!
前、二席は、これでもか、これでもかと、ギャグを重ねていくもの。

他の噺家さんでも、生の「らくだ」を聴けることは珍しい。
が、まさかかんかんのうが…
「かんかんのうなんて知りません。」
「じゃ、知っている歌を歌え!」
「チューウッ チュウチュチュ な・つ・のっ お嬢さんっ」って

らくだの死体を漬物樽に入れて、二人で運び始めると、屑屋が
「ちょっと寄るところがある」
と、魚屋に寄って一言
(ここまで言うと、分かってしまうかな)
サゲが違っていました。

これだけ聴いて、一時間と15分ほど。

中入り後は、出囃子「野球拳」で登場。

「うーさぶーっ」長兵衛が帰ってくる。
お兼が泣いている。
「お久が帰ってこないんだよ!」
「子供じゃねぇんだからっ…」

しかし、設定が少し違っていました。
実は、お久の上に長男・長七がいたが、病気で急死。
それ以来、長兵衛は、博打に、酒に溺れるようにんる。

お久は、そんな父親をみて自殺をしようとするところを
佐野槌の女将に助けられる…。

と、ここまで箇条書きにしただけでも
基本形の「文七」より、納得度が違ってきますよね。

そして、談笑版味付けも
文七に会う前に、橋の手前で人にぶつかられる
「あっ」と言いながら、懐を確かめるが
「五十両がない!」
「もうだめだ」と、橋から飛び降りようとする
が、「あっ、あった」
五十両が、背中に回っていたのであった(爆笑)


「文七元結」が終わって幕が下りる。

下がり切る前に、もう一度上げてもらう。

「えー、5分ほど御託を…」と、話しはじめました。
「その日によって、出来不出来がどうしてもでてしまいます」
「実は、今日、談大の告別式に行ってきました。」
「ちょうど一年くらい前にも、文都が連れていかれました」
「月例会は、やった方がネタも増えるし、勉強になるなんて話もしていました」
「結果を見れば、二ツ目ですが、前へ向かおうとした過程を評価できるのではないでしょか」

「立川流の日暮里の会(11月4日)の楽屋で、訃報を聴きました」
「みんなそんなことは関係ないかのように高座に上がっています」

私は、まったく談大さんの事など知らず、この日は聞いていました。
まさか、そんなことがあったなんて、気づきもしませんでした。

「らくだ」「文七元結」
後から思えばどちらも “死” “命” が、関係する演目でした。
深い意味があるのかどうかは、分かりまん。

談大さんの冥福をお祈りいたします。


合掌
posted by たにぃも at 23:57| Comment(11) | TrackBack(0) | 落語もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする